【登場人物】
巽 万年発情期ハンター
東雲 今回はハンマー使いハンター
巽 万年発情期ハンター
東雲 今回はハンマー使いハンター
森丘の採集クエストを発見した僕は、早速ココット村に寄ってシノさんを誘ってみた。
「断る……と言っても、どうせお前は諦めないんだろう?」
「もちろんです。シノさんが行くと言うまで付きまといますよ」
そんなわけで、僕とシノさんは特産キノコ採集の為森丘へ向かう。アプトノスの親子を眺めつつ森の中へ入ると、シノさんがさっさと特産キノコを採取し始めた。相変わらずシノさんは仕事が早い。
「ねえねえシノさん、僕がシノさんを誘った理由はわかっているんでしょう?」
隣にしゃがんでシノさんの顔を覗き込み、キノコを掴む手に右手を添えた。
「特産キノコなんかより、もっと硬くて熱いキノコが欲しくはありませんか?」
「お前のキノコはババコンガにでも食わせておけ」
僕の手をピシャリと叩いたシノさんは、手近にあったクタビレダケを掴んでこちらに押しつける。
「お前はこれでも食ってろ」
「僕はキノコ大好き発動してませんが」
「知るか。俺はサブターゲットのロイヤルカブトを捕まえてくる、お前はきちんと特産キノコを集めておけよ」
「えー、一緒にキノコを弄り合いましょうよぉ」
僕の下ネタにはまったく動じず、シノさんは森の奥へ消えていった。一人残された僕は仕方なく特産キノコを求め、苔だらけのモスのお尻を追いかける。
僕としてはシノさんのお尻を追いかけたいのだが……そんな事を考えていると、どこからかモンスターの羽音が聞こえモスのお尻から視線を上げた。木々の向こう側に降り立ったモンスターは、毒を撒き散らしながら森林を爆走する。
「うわっ、ゲリョスだ」
美しさの欠片もないゲリョスは僕の嫌いなモンスターの一種で、とにかく見つかりたくない一心で木々の陰に身を潜めた。このままやり過ごすつもりだったがゲリョス出現に興奮したモスが突然僕に突進してきたものだから、思わず悲鳴をあげ地べたに倒れ込んでしまう。
ゲリョスが僕に気づき、汚らしい咆哮をあげた。
「し、シノさん!シノさーん!」
慌てて助けを呼ぶが、当然ながらシノさんは僕のピンチに駆けつけてくれたりはしない。必死に態勢を整えスラッシュアックスを抜刀した僕は、正面から爆走してくるゲリョスに合わせて踏みつけジャンプ斬りを狙った。
ベースキャンプに戻ってきたシノさんが、ベッドでふて寝する僕の頭にボロ虫あみを被せる。
「僕は虫じゃありませんけど」
「それじゃあハンマーでお前の頭をかち割ってやろうか」
シノさんの声が本気っぽかったので、仕方なく僕は身を起こした。
「モンスターの声が聞こえたが……やられたのか?」
「僕を一人にするシノさんが悪いんです」
大人気なく頬を膨らませる僕に、シノさんは呆れ顔で深い溜め息をつく。
「お前もハンターの端くれなら、一人でモンスターを狩れるようになれ」
「じゃあ僕のやる気を引き出して下さいよ」
すかさず言い返す僕にシノさんは苛立たしげに舌打ちし、ベッドに腰掛けたかと思えば乱暴に僕を押し倒し馬乗りになった。
「今ここでお前のチンコを引き裂いてやろうか」
「ははは、冗談は止めて下さいよ」
「俺が冗談を言う男だと思っているのか?」
「…………」
シノさんの目はまったく笑っていない。怖いくらいの真顔で唇を寄せたシノさんは、そのままゆっくり舌を伸ばして半開きの僕の口腔に忍ばせた。
幾千のモンスターを屠ってきた右手は僕の股間に這わされ、お気に入りの武器を愛でるように繊細な動きでサポーターの上から膨らみの形をなぞる。シノさんは案外いやらしい人で、僕を責めながら自身も次第に昂り始めているようだった。
「このまま最後までしませんか」
耳元で囁くとシノさんは熱っぽい吐息を洩らしながら、それでも決して理性の武装を解く事はない。
「ふざけるな、お前は一人でゲリョスを狩れ。サポートが必要なら俺も手伝ってやる」
「シノさんは真面目だなぁ」
「お前が不真面目過ぎるんだ」
仏頂面で告げたシノさんが、僕の頬を両手で包み濃厚な口づけを与えてくれた。そっと腰に腕を回すとシノさんは一瞬肩を震わせたが、身体を離す事なく僕の舌を存分に味わう。
「……もういいだろう?」
唇を離すと透明な糸が二人の唇を繋ぎ、やたら卑猥な光景に僕の身体が滾った。
「全然足りませんよ、シノさん。もっと深くあなたを感じたいです」
強引に腰を引き寄せるがシノさんは表情を険しくするだけで、これ以上の触れ合いは許してくれない。あまりしつこくすると本気で怒られるので、仕方なく僕はシノさんを解放した。
「先に言っときますけど、三落ちしても怒らないで下さいね」
「次に落ちたらお前のケツに打ち上げタル爆弾突っ込んでやるから安心しろ」
「全然安心出来ませんけど」
そんなわけで、僕とシノさんはゲリョスを討伐すべく森丘を探索する。暫く進むとドタバタ爆走するゲリョスを発見し、僕とシノさんは目を見合わせた。
「ひとまず俺がゲリョスを気絶させるから、その隙にお前はジャンプ斬りで乗りまで持ち込め。奴は死んだフリをするから、最後まで決して油断するんじゃないぞ」
「はーい」
シノさんと一緒ならどんな凶悪なモンスターでも狩れる気がする。作戦通りハンマーを構えたシノさんがゲリョスに向かって突撃し、後ろから僕も納刀したまま追いかけた。
「お前に土産だ」
ネコタクでベースキャンプに運ばれた僕のもとに、ゲリョスの頭を持ったシノさんがモドリ玉で帰還する。見事ゲリョスの死んだフリに騙された僕は、シノさんの忠告も虚しく二落ちしてしまったのだ。
「打ち上げタル爆弾でも大タル爆弾Gでもなんでも僕のお尻に突っ込んで下さいよ」
地面に突っ伏して拗ねる僕の横にゲリョスの頭を置いたシノさんは、何も言わず腰の上に跨がってくる。
「ぐえぇっ」
「まったく。お前の愛とやらはこの程度で挫けるものなのか?」
「え?」
俯せ状態のせいでシノさんの表情は見えないが、僕の髪を弄る不器用な指使いからシノさんの優しさが伝わってきた。シノさんはきっと僕を慰めようとしてくれているのだろう、ならば僕はその優しさに応えねばならない。
「僕の愛はこんなもんじゃありませんよ!」
「うわっ」
背筋を使って起き上がった僕は、シノさんをひっくり返しその上に覆い被さった。
「僕は絶対挫けません!何回落ちようとも僕の愛は永久不滅です!」
「急に起き上がるな、馬鹿野郎」
口調こそ乱暴だが、シノさんの表情はどこか嬉しそうに見える。僕も嬉しくなったので、何か言われる前に乾いた唇を素早く奪った。
シノさんの家の裏には大きな岩があって、何故かド派手な片手剣が突き刺さっている。シノさん曰わく、自分にはその剣を抜く資格がないのだそうだ。
「お前なら、いつかこの剣が抜けるかもしれないな」
「シノさんが抜けない剣を、僕が抜けるわけないじゃないですか」
すかさず反論する僕の顎を掴んだシノさんは、人目につかない大木の下で不意にキスをしてくる。
「シノさん?」
「お前ならきっと、村長の意志を継げる」
低い声で告げ、シノさんは自宅へ帰ってしまった。シノさんの言葉の真意はわからないが、とりあえず僕の愛が認められたという事だろうか。
喜びと性欲がムクムク膨らんだ僕は、シノさんの名を叫びながら質素な自宅へ突撃した。
「断る……と言っても、どうせお前は諦めないんだろう?」
「もちろんです。シノさんが行くと言うまで付きまといますよ」
そんなわけで、僕とシノさんは特産キノコ採集の為森丘へ向かう。アプトノスの親子を眺めつつ森の中へ入ると、シノさんがさっさと特産キノコを採取し始めた。相変わらずシノさんは仕事が早い。
「ねえねえシノさん、僕がシノさんを誘った理由はわかっているんでしょう?」
隣にしゃがんでシノさんの顔を覗き込み、キノコを掴む手に右手を添えた。
「特産キノコなんかより、もっと硬くて熱いキノコが欲しくはありませんか?」
「お前のキノコはババコンガにでも食わせておけ」
僕の手をピシャリと叩いたシノさんは、手近にあったクタビレダケを掴んでこちらに押しつける。
「お前はこれでも食ってろ」
「僕はキノコ大好き発動してませんが」
「知るか。俺はサブターゲットのロイヤルカブトを捕まえてくる、お前はきちんと特産キノコを集めておけよ」
「えー、一緒にキノコを弄り合いましょうよぉ」
僕の下ネタにはまったく動じず、シノさんは森の奥へ消えていった。一人残された僕は仕方なく特産キノコを求め、苔だらけのモスのお尻を追いかける。
僕としてはシノさんのお尻を追いかけたいのだが……そんな事を考えていると、どこからかモンスターの羽音が聞こえモスのお尻から視線を上げた。木々の向こう側に降り立ったモンスターは、毒を撒き散らしながら森林を爆走する。
「うわっ、ゲリョスだ」
美しさの欠片もないゲリョスは僕の嫌いなモンスターの一種で、とにかく見つかりたくない一心で木々の陰に身を潜めた。このままやり過ごすつもりだったがゲリョス出現に興奮したモスが突然僕に突進してきたものだから、思わず悲鳴をあげ地べたに倒れ込んでしまう。
ゲリョスが僕に気づき、汚らしい咆哮をあげた。
「し、シノさん!シノさーん!」
慌てて助けを呼ぶが、当然ながらシノさんは僕のピンチに駆けつけてくれたりはしない。必死に態勢を整えスラッシュアックスを抜刀した僕は、正面から爆走してくるゲリョスに合わせて踏みつけジャンプ斬りを狙った。
ベースキャンプに戻ってきたシノさんが、ベッドでふて寝する僕の頭にボロ虫あみを被せる。
「僕は虫じゃありませんけど」
「それじゃあハンマーでお前の頭をかち割ってやろうか」
シノさんの声が本気っぽかったので、仕方なく僕は身を起こした。
「モンスターの声が聞こえたが……やられたのか?」
「僕を一人にするシノさんが悪いんです」
大人気なく頬を膨らませる僕に、シノさんは呆れ顔で深い溜め息をつく。
「お前もハンターの端くれなら、一人でモンスターを狩れるようになれ」
「じゃあ僕のやる気を引き出して下さいよ」
すかさず言い返す僕にシノさんは苛立たしげに舌打ちし、ベッドに腰掛けたかと思えば乱暴に僕を押し倒し馬乗りになった。
「今ここでお前のチンコを引き裂いてやろうか」
「ははは、冗談は止めて下さいよ」
「俺が冗談を言う男だと思っているのか?」
「…………」
シノさんの目はまったく笑っていない。怖いくらいの真顔で唇を寄せたシノさんは、そのままゆっくり舌を伸ばして半開きの僕の口腔に忍ばせた。
幾千のモンスターを屠ってきた右手は僕の股間に這わされ、お気に入りの武器を愛でるように繊細な動きでサポーターの上から膨らみの形をなぞる。シノさんは案外いやらしい人で、僕を責めながら自身も次第に昂り始めているようだった。
「このまま最後までしませんか」
耳元で囁くとシノさんは熱っぽい吐息を洩らしながら、それでも決して理性の武装を解く事はない。
「ふざけるな、お前は一人でゲリョスを狩れ。サポートが必要なら俺も手伝ってやる」
「シノさんは真面目だなぁ」
「お前が不真面目過ぎるんだ」
仏頂面で告げたシノさんが、僕の頬を両手で包み濃厚な口づけを与えてくれた。そっと腰に腕を回すとシノさんは一瞬肩を震わせたが、身体を離す事なく僕の舌を存分に味わう。
「……もういいだろう?」
唇を離すと透明な糸が二人の唇を繋ぎ、やたら卑猥な光景に僕の身体が滾った。
「全然足りませんよ、シノさん。もっと深くあなたを感じたいです」
強引に腰を引き寄せるがシノさんは表情を険しくするだけで、これ以上の触れ合いは許してくれない。あまりしつこくすると本気で怒られるので、仕方なく僕はシノさんを解放した。
「先に言っときますけど、三落ちしても怒らないで下さいね」
「次に落ちたらお前のケツに打ち上げタル爆弾突っ込んでやるから安心しろ」
「全然安心出来ませんけど」
そんなわけで、僕とシノさんはゲリョスを討伐すべく森丘を探索する。暫く進むとドタバタ爆走するゲリョスを発見し、僕とシノさんは目を見合わせた。
「ひとまず俺がゲリョスを気絶させるから、その隙にお前はジャンプ斬りで乗りまで持ち込め。奴は死んだフリをするから、最後まで決して油断するんじゃないぞ」
「はーい」
シノさんと一緒ならどんな凶悪なモンスターでも狩れる気がする。作戦通りハンマーを構えたシノさんがゲリョスに向かって突撃し、後ろから僕も納刀したまま追いかけた。
「お前に土産だ」
ネコタクでベースキャンプに運ばれた僕のもとに、ゲリョスの頭を持ったシノさんがモドリ玉で帰還する。見事ゲリョスの死んだフリに騙された僕は、シノさんの忠告も虚しく二落ちしてしまったのだ。
「打ち上げタル爆弾でも大タル爆弾Gでもなんでも僕のお尻に突っ込んで下さいよ」
地面に突っ伏して拗ねる僕の横にゲリョスの頭を置いたシノさんは、何も言わず腰の上に跨がってくる。
「ぐえぇっ」
「まったく。お前の愛とやらはこの程度で挫けるものなのか?」
「え?」
俯せ状態のせいでシノさんの表情は見えないが、僕の髪を弄る不器用な指使いからシノさんの優しさが伝わってきた。シノさんはきっと僕を慰めようとしてくれているのだろう、ならば僕はその優しさに応えねばならない。
「僕の愛はこんなもんじゃありませんよ!」
「うわっ」
背筋を使って起き上がった僕は、シノさんをひっくり返しその上に覆い被さった。
「僕は絶対挫けません!何回落ちようとも僕の愛は永久不滅です!」
「急に起き上がるな、馬鹿野郎」
口調こそ乱暴だが、シノさんの表情はどこか嬉しそうに見える。僕も嬉しくなったので、何か言われる前に乾いた唇を素早く奪った。
シノさんの家の裏には大きな岩があって、何故かド派手な片手剣が突き刺さっている。シノさん曰わく、自分にはその剣を抜く資格がないのだそうだ。
「お前なら、いつかこの剣が抜けるかもしれないな」
「シノさんが抜けない剣を、僕が抜けるわけないじゃないですか」
すかさず反論する僕の顎を掴んだシノさんは、人目につかない大木の下で不意にキスをしてくる。
「シノさん?」
「お前ならきっと、村長の意志を継げる」
低い声で告げ、シノさんは自宅へ帰ってしまった。シノさんの言葉の真意はわからないが、とりあえず僕の愛が認められたという事だろうか。
喜びと性欲がムクムク膨らんだ僕は、シノさんの名を叫びながら質素な自宅へ突撃した。
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